NetIQは10月13日、マルチプラットフォームのユーザーIDをActive Directoryのアカウントとして管理し、セキュリティポリシー(パスワードの一貫性、長さ、履歴、複雑性、有効期限など)やアクセス制御の一元管理を実現する統合ID管理ツール「NetIQ Identity Integration Suite」を発表した。

同製品は、エージェントをUNIX、Linux、OS X、VMware ESXの各マシンに導入することで、ログインの際にActive Directory認証を可能にし、すべての認証をActive Directoryに統合する。これにより、統一された手順で、誰がどのシステムとどのアプリケーションにログインできるかを制御できるようになる。

「NetIQ Identity Integration Suite」の操作画面

Active Directory内のUNIX/Linux/VMware ESX/Mac OS Xでは、ユーザー/管理者/セキュリティポリシーを一意なセットによって分別するため、ユーザーやグループはアカウントの切り替えや特権アカウントのパスワードなしに特権コマンドの実行が行える。

同社の「Directory and Resource Administrator」と組み合わせることで、Windows ネイティブの機能としては存在しない権限の委任が可能となり、その結果、Active Directoryアカウント管理のセキュリティの向上、運用効率の改善、監査証跡が実現される。

価格は1サーバ当たり4万2,000円より。

左から、「NetIQ Identity Integration Suite」の導入前と導入後