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ブックマーク同期サービスXmarksがサービスの終了を発表したことで、既存のXmarksユーザは代替えを探す必要に迫られている。Google ChromeブックマークやFirefox Syncと異なり、Xmarksは複数のブラウザの間でブックマークの同期を実施できたという特徴がある。またブックマーク以外のデータも同期可能であったため、複数のOSで複数のブラウザを使うようなユーザにとって、Xmarks以外の代替え案を探し出すのはなかなか大変だ。

こうした場合に参考になる記事がSitePointに10 Xmarks Alternatives for Bookmark Syncingとして公開されている。Xmarksに代わるブックマーク同期サービスを紹介するというもの。紹介されているサービスは次のとおり。

  • BookMacster - Mac向けブックマーク同期サービス。Macで動作するSafari、Firefox、Chrome、Google Bookmarks、Delicious、OmniWeb、Operaなどさまざまなアプリやサービスのブックマークを同期。クラウドサービスと併用することで複数のMac間でのデータの同期も可能。
  • Chrome Sync - Chromeが提供しているデフォルトのブックマーク同期サービス。
  • Delicious - ソーシャルブックマークサービス。ブラウザエクステンションを使うことでサービスをよりシームレスに使用できる。
  • Evernote - ノート同期サービス。この新しい同期サービスを活用してブックマークの同期にも利用するという方法。
  • Firefox Sync - Mozillaが提供しているデフォルトのブックマーク同期サービス。
  • Mobile Me - Appleが提供している有償の同期サービス。Mac、PC、iPhone、iPad間でさまざまなデータの同期が可能。ブックマークの同期も含まれている。
  • Read It Later - URL同期サービス。このサービスをブックマーク同期として活用する。
  • Sync2It - さまざまなOSでさまざまブラウザのブックマークを同期するサービス。ブックマークのみに対象を絞れば一番Xmarksの提供していたサービスに近いところがある。
  • TidyFavorites - IE、Firefox、Chrome、Operaのブックマークを同期するためのWindowsアプリケーション。無償版は手動での同期、有償版は自動同期機能が提供されている。
  • Windows Live Sync - Windows間でファイルを共有するサービス。ブックマークフォルダも対象に含まれるため、その機能を使ってブックマークを同期する。

Xmarksの提供してきた同期サービスは多種多様な環境とブラウザに対して、ブックマークのみならず履歴データやクッキー、パスワードなども含めてのものだった。すべての機能を備えた無償の代替えサービスはないのが現状。代替え案は大きく分けて2種類で、ひとつはソーシャルブックマークを活用するスタイルに変更する、もうひとつが同期対象が減るものの別のブックマーク同期サービスを活用するというもの。

今のところそのまま置き換えられるサービスはないので、自分の用途に合わせていくつかのサービスを組み合わせて置き換えるというのが現実的な方法といえる。