雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第71回は、デザイナーの岩原一平が登場。

岩原一平プロフィール

千葉大学大学院工学研究科デザイン科学在籍。学部時代、航空宇宙工学を学びながらプロダクトデザインの勉強を始める。専門は空気力学とプロダクトデザイン。James Dyson Award 2010国内最優秀賞、第26回読売広告大賞大賞受賞、KDDI iida award 2010、等受賞。個人Webサイトはこちら。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

岩原一平(以下、岩原)「新幹線がエンジニアではなくデザイナーによって形を決められていたのにショックを覚えたのがきっかけです。空気力学とデザインを学べば無敵だと思っていました」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

岩原「まだ、働いていないので……印象的だったのは読売広告大賞です。徹夜で研究室に籠っていた時に、興奮した相方の吉武さんから電話がかかってきて『読売広告大賞だよ!』と言われました。僕は全く信じることができず、学校の誰かのイタズラに違いないと思っていました。あまりに吉武さんがしつこいので三日後に読売広告社に自分で電話して確認を取って、吉武さんに謝りました。驚きました」

かわきまペン
CL:読売広告大賞
CD:岩原一平

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

岩原「ないと思います」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

岩原「コンセプトメイキングとスタイリング両方が出来ればいいなと思います。トレンドで終わらないものを作りたいです」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

岩原氏が常に持ち歩くという整腸剤

岩原「整腸剤です。常に持ち歩いています」

――尊敬している人を教えてください。

岩原「僕にできないな、と思うことをずっとしている人。たくさんいます」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

岩原「考えようと思ったとき。無意識の時は駄目です」

――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

岩原「まだ学生なので好きなのばかり選べちゃうので、だいたい作業している気がします」

――理想的なオフの過ごし方は?

岩原「電子機器を全て捨てて別荘でアナログに過ごしたいです。小説か漫画しか読めない環境。(※別荘は持っていません)」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

岩原「相撲観戦。豊真将の負けた後のお辞儀がとても綺麗です。でも上位に行って欲しいので複雑な心境で応援しています」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

岩原「あんまり飲みません」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

岩原「物理的に近くにいる人と食べます」

作品紹介

左:koyubitoring
CL:KDDI
De:岩原一平
右:kazaguruma
CL:James Dyson Award
D:岩原一平