富士通は10月6日、りそなグループの部門業務システムをりそなグループのシステムセンターにプライベートクラウド環境で構築し、サービスを提供すると発表した。りそなグループはこの新システムを今年度内に運用開始する予定。
今回のシステム刷新にあたり、富士通は仮想化技術を利用してサーバ統合を実施。IAサーバの台数を従来の約5分の1に集約した。新システムでは従量課金サービスとなるため、りそなグループはICT投資の最適化を図ることができるほか、年間で約20%のCO2排出量削減が可能になるという。
今回のクラウド基盤として採用されるサーバは、富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX900」。サーバ仮想化・自動化を実現する管理ツール「ServerView Resource Coordinator VE」によってサーバの状況やネットワーク構成などが可視化されるため、運用負荷の軽減も図れるとされる。