米Twitterは10月4日(現地時間)、COOのDick Costolo氏のCEO就任を明らかにした。同社の共同創設者であり2008年10月からCEOを務めてきたEvan Williams氏は今後、製品戦略に専念するという。
過去2年の間にTwitterは登録ユーザーが300万人から1億6500万人に増え、1日あたりのツイート数が125万ツイートから9000万ツイートに増加した。約20人だったTwitter社員はいま300人に達する。組織としてTwitterは急速に拡大しているが、「大きく成長すること自体が成功ではない」とWilliams氏は指摘する。「われわれにとっての成功とは、文化を持ち、ユーザーと向き合いながら世界にポジティブな影響を与える会社であり続けることだ」と述べている。その目標にTwitterを導いていく役割に専念するために、同氏はCEOを退くことを決めた。
Costolo氏は2004年にフィード管理のFeedburnerを創設し、2007年にGoogleに売却。Google広告部門のグループプロダクトマネージャーを経て、2009年にTwitterのCOOに就任した。当時をふり返ってWilliams氏は「数多くの疑問符に直面したが、(Costolo氏は)私を補足してくれる人材だと思っていた。それが、この1年で十分に証明された」と語っている。