ノルウェーのオープンソースベンダ ForgeRockは10月1日(フランス時間)、最新のオープンソースプロジェクト「OpenDJ」を発表した。米Sun MicrosystemsのJavaベースLDAP「OpenDS」の後継となるもので、同日バージョン2.4ベータ版を公開した。
OpenDJは、米Oracleに買収されたSunのOpenDSを引き継ぐオープンソースプロジェクト。OpenDSと同様、100%Javaのオープンソースディレクトリサーバで、LDAP v3に準拠、マルチマスターレプリケーション、高可用性、災害復旧などの特徴を持つ。OpenDSは、ForgeRockのオープンソースプラットフォーム「ForgeRock I3 Open Platform」の一部となる。
ForgeRockはSunで中央・北部欧州地区のソフトウェア事業CTOを務めていたLasse Andresen氏がCEOを務めるベンダ。元Sunの事業開発ディレクター Hermann Svoren氏、同最高オープンソース責任者のSimon Phipps氏も参加している。ForgeRockは同日、SunでOpenDS開発をリードしてきたLudovic Poitou氏が入社したことも明らかにしている。
同日公開した最新版(OpenDJ 2.4ベータ1)では、標準ベースのCollective Attributes、サーバ内ディスクスペースモニタリングなど、OpenDS 2.2に約10の新機能を加えたという。ForgeRockのプロジェクトページよりダウンロードできる。