キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は10月1日、グループのクラウドビジネスを推進する中心的な組織「クラウドビジネスセンター」を、キヤノンITソリューションズに同日付で新設したことを発表した。
クラウドビジネスセンターの主な役割は、キヤノンMJグループのクラウドビジネスの事業戦略・ビジネスモデルの策定、ITサービス共通基盤の構築、新規サービスの創造スキーム確立、ビジネス推進体制の強化、スキルアップ推進。
これまでグループ各社は独自にクラウドビジネスに取り組んできたが、今後はクラウドビジネスセンターに各社が培ったノウハウや顧客のニーズ、主力ビジネスであるキヤノン製品をはじめとするハードウェアの販売やシステムインテグレーションのノウハウを集約することで、グループシナジーの最大化を図る。
今後は、キヤノンが得意とするイメージング技術/プリンティング技術と、キヤノンMJグループの社内ITをクラウド上で稼働させることで得られるノウハウを反映したサービスを提供していく。具体的には、2011年1月より稼働を開始する「ITサービス共通基盤」上で順次サービスを開始し、2013年以降は「ITサービス共通基盤」を外部のSaaSベンダーに向けたPaaSとしても提供する予定。