パナソニックは、10.1型コンパクトモバイルノートPCの新シリーズ「Let'snote J9」の法人向けモデルを3機種、11月8日より発売する。価格はオープンで、基本的に代理店などを経由して見積もりを取って購入することになる。

コンシューマ向けモデルと同様に、標準電圧版のCPU、リーフ型キーボード、高速起動をサポートする独自ユーティリティの「クイックブートマネージャー」といった特徴を持つ。ただし、コンシューマ向けモデルには標準で付属する「専用ジャケット」がオプションとなる。上記の特徴やコンシューマ向けモデルに関しては、以下の記事も参照してほしい。

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「Let'snote J9」法人モデル

Let'snote J9法人モデルの3機種は、CPUとワイヤレス通信機能が主な違い。CPUは「CF-J9LUDDDS」がIntel Core i5-560M(2.66GHz)、「CF-J9NUBDDS」と「CF-J9NVBDDS」がIntel Core i3-370M(2.40GHz)だ。ワイヤレス通信機能は、「CF-J9NVBDDS」がWiMAXとワイヤレスWAN(NTTドコモのFOMA HIGH-SPEED対応)を標準で搭載する。

その他の主な仕様とインタフェースはほぼ共通。

チップセットはMobile Intel HM55 Express、メモリはDDR3 2GB(最大6GB)、グラフィックスはIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ストレージは160GB SATA HDD、光学ドライブは搭載しない。液晶ディスプレイは10.1型で解像度は1,366×768ドット、バッテリ駆動時間は約7時間(「CF-J9NVBDDS」は約6.5時間)。

主なインタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、56kbpsモデム、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット(著作権保護技術対応)、USB 2.0×3、D-Sub、HDMI、マイク入力、オーディオ出力。

本体サイズはW251.9×D171.7×H27.3~35.1mm、重量は約1.01kg。OSはWindows 7 Professional 32bit版。HDDリカバリ機能を使うことで、32bit版か64bit版を選択して再インストールが可能。