日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM)は9月28日、2011年版の「能率手帳・ダイアリー」を発表した。2011年版は、前年比17点増の210アイテムを用意。さらに、TSUTAYAチェーンで限定販売される「ペイジェム・Tバージョン」、楽天みんなの就職活動日記との共同企画として開発された「みんなの就活ダイアリー」なども新商品として加えられている。
JMAM BTルート営業本部 販売促進部長の二宮昌愛氏 |
2011年版の紹介において最も強調されたのは、従来の能率手帳よりも横幅の広い新シリーズ「能率手帳ワイド」が新たに追加された点。JMAM BTルート営業本部 販売促進部長の二宮昌愛氏は、同社の調査結果に触れながら「上級者の手帳活用例などが広く紹介され始めた結果、手帳への書き込み量は増加傾向にある」とコメントし、片手に収まるサイズでありながらも書き込みスペースを広く確保できるシリーズとして能率手帳ワイドが開発されたことを明かした。
能率手帳ワイドについては、バーチカルタイプ(時間軸が縦に記載されたタイプ)や平日土日均等割りタイプなど4種類を販売。若年層向けに、光沢感のある表紙カバーも用意されたほか、アドレス分冊をなくしてメモページを増やすなどの工夫もされている。
また、「持っていて楽しくなる手帳」というコンセプトで開発された「ペイジェム」に関しては、2010年版に引き続き、TV番組「王様のブランチ」とのコラボ商品「王様のブランチ×ペイジェム」を販売。2011年版では新たにバーチカルタイプが追加されている。
さらにペイジェムでは、TSUTAYAチェーンで限定販売される「ペイジェム・Tバージョン」6商品を追加。「20代の60%以上がTポイント会員であり、若い層が非常に多いことから、朝夕の予定も書き込めるようスケジュール欄を24時間軸にした」(JMAM BT開発・制作本部 開発部長 乃万肇氏)ほか、土日平日均等割りのバーチカルタイプになっている。
コラボ企画という点では、楽天みんなの就職活動日記との共同開発された「みんなの就活ダイアリー」も新商品として紹介された。「就職活動に成功した学生の声を反映させた」(乃万氏)という同製品では、就職活動のピーク期とそれ以外の時期とで異なるレイアウトを採用しているほか、エントリーした企業を書き留めておけるページや、就職活動で役立つハンドブックも用意。楽天みんなの就職活動日記の各種掲示板に簡単にアクセスできるQRコードもプリントされている。
みんなの就活ダイアリー |
なお、JMAMでは、2011年版手帳に併せ、環境への取り組みについても発表。1冊の販売につき1円を財団法人オイスカに寄付し、インドネシアやタイなどにおける植林活動に貢献していくという。