カナダResearch In Motion(RIM)は9月27日(米国時間)、米サンフランシスコで開催中の「BlackBerry DEVCON 2010」にて、最新のアプリ開発プラットフォーム「BlackBerry WebWorks」を発表した。開発者はHTML5などを利用して、RIMのスマートフォン「BlackBerry」向けのアプリケーションを開発できるという。

BlackBerry WebWorksは、RIMがこれまで「BlackBerry Widgets」という名称で提供してきたWebベース開発プラットフォームの新版となる。開発者は既存のHTMLスキルを活用し、HTML5、CSS、JavaScriptを利用して「BlackBerry 6」向けのアプリケーションを開発できる。

BlackBerry WebWorksは、端末の機能と密に統合できる「BlackBerry Web API」、「Web Plug-Ins 2.5」、アプリケーションパッケージングの「Web Application Packager 1.5」などを含む包括的な開発ツールセットになっている。開発したアプリケーションは、BlackBerryのアプリストア「BlackBerry App World」をはじめ、「BlackBerry Desktop Manager」「BlackBerry Enterprise Server」などに配信できる。

RIMはまた、WebWorksのソースコードをオープンにし、DoJo、GitHub、JQuery、Nitobi、SenchaなどのオープンソースのJavaScriptコミュニティと協業していく計画も明らかにしている。これを通じ、開発者はBlackBerryのオープンなWebアプリケーションプラットフォームにアクセスしたり貢献できる、としている。