トレンダーズは9月27日、20代~30代のビジネスパーソン男女500名を対象に実施した「仕事中の休憩に関する調査」の結果を発表した。同調査では、休憩時間の回数、所要時間、過ごし方などについて聞いている。
「仕事中に何回休憩を取りますか?」という質問に対する回答のうち、最も多かったのは「1回」で32%だった。これに、「2回」(21%)、「3回」(20%)が続いた。「休憩は取らない」と答えた人は10%で、90%の人は仕事中に必ず休憩を取っており、また59%と6割近い人が「1日2回以上休憩を取っている」ことがわかった。
1回当たりの休憩時間は平均「19分」。年代性別で見ると、20代女性が「21分」に対し、30代男性が「16分」と5分短い結果となった。
「休憩時間を取る場所」として最も多かったのは、「会社の休憩所」で46%。続いて「自分のデスク」(38%)、「会社のトイレ」(21%)、「会社の喫煙所」(15%)の順となった。
休憩時間に何をしているかという質問に対しては、「飲み物を飲む」(73%)という回答が最も多かった。さらに、何を飲んでいるのか聞いたところ、「コーヒー」(64%)、「お茶」(49%)、「ジュース」(34%)、「ミネラルウォーター」(30%)、「紅茶」(28%)、「スポーツ飲料」(19%)という回答になった。
同調査では、精神科医の香山リカ氏に「仕事と休憩」の関連性について聞いている。同氏によると、「休憩時にコーヒーを飲む人が多いが、コーヒーは身体に刺激を与え覚醒効果があるため、リラックスというよりは眠気覚ましに適している。リラックスしたい時は『テアニン』というリラックス効果があると言われている成分を含む紅茶が適している。また、一気にがぶがぶ飲むのでなく、濃い目に入れた紅茶をゆっくり飲むことで心理的な効果を高めることが期待できる」という。