アクシスコミュニケーションズは9月27日、R.O.Dとの提携関係を強化し、デジタル映像情報による監視システムソリューションに関して技術検証や営業活動などを共同で展開していくと発表した。
アクシスコミュニケーションズは、スウェーデンに本社を置くネットワークカメラベンダー。現在、70機種を販売しており、ワールドワイドでシェア32%を誇る。一方のR.O.Dは、ネットワークカメラ専用レコーダー「VioStorシリーズ」などの販売を手掛ける企業。国内外さまざまなベンダーのネットワークカメラと組み合わせ、顧客の要望に応じた防犯/監視ソリューションを提供している。
今回の提携における最大のねらいは、CCTV(アナログ監視カメラソリューション)からデジタル映像によるネットワーク監視システムソリューションへの切り替え需要に対応すること。解像度が大きく向上するデジタル映像に関しては「昨年から需要が急増している」(アクシスコミュニケーションズ 代表取締役社長 永久茂氏)と言い、そうした需要を取り込むべく、アクシスのネットワークカメラ全70機種とVioStorシリーズの組み合わせをすべて検証。さらに、R.O.Dをアクシスの最上位クラスの販売パートナーとして認定し、営業支援リソースの重点投入と拡販活動を進めていくほか、初期導入時の問い合わせ対応に関しても組織体制を強化していく。
今回の提携により両社は、VioStor Proシリーズと4~16台のアクシスカメラの組み合わせを中心に、両社製品を組み合わせたソリューションの販売を年間1000セット見込んでいる。