大日本印刷は、会話を周囲の人に聞こえないようにするスピーチプライバシー用の音楽データ生成ソフトを開発。同ソフトをポスターと組み合わせたシステム「ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシー」を販売する。
同社は、BGMなどの音楽に含まれる音成分と告示する周波数をもつ音声が、片方が聞こえにくくなる現象(聴覚マスキング)に注目。
聴覚マスキング効果がより強く働くようにBGMとして流す音源に特注なフィルタ処理をほどこし、人が発する音声をっこ得にくくするための音楽データを生成し、このデータをもつ音源をスピーカーで流すことによって会話の音声を聞こえにくくし、秘匿効果を高めることができる。
このたび発表されたシステムは、同社が2009年に販売を開始した、ポスターの全面がスピーカーとなって高品質な音声を出す"しゃべるポスター"「ポスラサウンドパネル」に、今回開発された音楽データ生成ソフトを組み合わせたもので音の指向範囲が広く減衰しにくいため、低音でもクリアーに広範囲に音を伝達でき、耳ざわりにならない音を流すことができる。
また、スピーカー部に耐久性の高いアラミド繊維を使用したハニカム構造のパネルを採用することで、薄さと軽さ、パネルを自由な形にカットできる加工性を実現。店頭POPなどへの展開が容易とのこと。
価格は以下を参照。