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FirefoxではFirefoxがクラッシュしたときや、OSがクラッシュしてFirefoxが異常終了したときなど、次のFirefoxの起動時に開いていたページやタブを復元するかどうか尋ねる仕組みになっている。この機能はセッションリストアと呼ばれている。複数のタブを開いた状態でタブを閉じた場合に、タブを保存して終了した場合の動作も同じだ。
Cascaded Session Restore + a Hidden Bonusにおいて、Firefox 4開発版ナイトリービルドに取り込まれた新しい機能が紹介されている。これはセッションリストアを同時に実行せず、3つごとに順次実施するというもの。数は設定で変更できる。一気に復元するのではなく、3つごと復元していくところがポイントになる。
上記画像はFirefox 4 beta 6での実行例。セッションリストアが変更される以前のもので、復元しようとしているタブをすべて同時に復元している。以降の画像は同じ作業をFirefox 4開発版ナイトリービルドで実施したもの。
これはもともとBarTabエクステンションが提供していた機能を取り込んだもの。一気に復元されることがないため、すべての復元が完了するまで待つ必要がないという利点がある。タブを多く開くユーザにとって便利な機能だ。browser.sessionstore.max_concurrent_tabsの値を0に設定すると基本的にBarTabエクステンションと同じ動きを見せるようになる。