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2010年10月に登場が予定されているUbuntu 10.10 Maverick Meerkatでは、デフォルトのフォトマネージャがF-SpotからShotwellへ変更されることになっている。同様の決定はすでに2010年5月に公開されたFedora 13でもおこなわれている。2つの代表的なLinuxディストリビューションがデフォルトのフォトマネージャをF-SpotからShotwellに変更したことで、今後同様の変更がほかのディストリビューションでも実施される可能性がある。
Shotwell 0.7.2 Released, How to Install Shotwell 0.7.2 in Ubuntu Lucid, Maverick - Tech Drive-inにおいて、現在リリースされているUbuntu 10.04にShotwellの最新版となるShotwell 0.7.2をインストールする方法が紹介されている。次の手順で作業することでShotwell 0.7.2のインストールを確認できる。
sudo add-apt-repository ppa:yorba/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install shotwell
すでにShotwellの古いバージョンをインストールしてあるなら、次のようにして最新版へアップグレードできる。
sudo add-apt-repository ppa:yorba/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
Shotwellが提供する主な機能は次のとおり。
- 写真一覧表示、スライドショー、詳細表示
- 写真データの自動オーガナイズ機能
- 写真データのタグ分類機能
- ソーシャルネットワーク(Flickr、Facebook、Picasaなど)との連携機能
- 写真データの編集機能(回転、切り抜き、レッド・アイ処理、露光調整、彩度調整、色調調整など)
- gPhotoがサポートしているデジタルカメラからの写真データのインポート
- フォルダからの写真データのインポート
F-SpotもShotwellと似た機能を提供しているが、Shotwellの方が使用するメモリ量が少なく軽快に動作する点が評価されているようだ。まだ活発に開発されている段階にあるがすでに動作も安定しており、シンプルで扱いやすい。ShotwellのUIや提供している機能はMac OS XのデフォルトのフォトマネージャiPhotoが提供しているものとよく似ている。