NECは9月21日、KDDIが「au one ラボ」で9月22日より開始する音声メッセージプラットフォーム「コエなう」(ベータ版)に、米バブルプロモーション社の音声ブログソリューション「BubbleBlog」を提供したことを発表した。
「コエなう」(ベータ版)は、携帯電話や固定電話による音声メッセージの録音機能と、auの携帯電話ユーザーに対してメッセージ更新通知を行う機能を持ち、容易に音声コンテンツをブログで発信できるようにできる仕組み。NECは「BubbleBlog」のカスタマイズとKDDIのシステムへの実装を担当した。
同プラットフォームには、Twitterのようなフォロワー機能が用意され、具体的な用途としては、アニメ声優やタレント本人のつぶやきなど、「音声」に価値があるコンテンツの情報発信などが想定されている。
KDDIは今後、ユーザーの意見などを反映して同プラットフォームに新たな機能を追加。11月上旬に商用サービスを開始する予定。
同サービスでは、音声を発信する人を「音声ブロガー」と称しているが、この「音声ブロガー」が"つぶやき音声"を更新すると、フォロワーのユーザーにSMSで通知される。ユーザーはSMS記載の番号(特番)へ電話をかけることで、最新の"つぶやき音声"を聞くことができる。
このサービスは、すでにインドを中心に世界で2億人以上のユーザーがいるとされており、通信事業者の新たな収入源となることや、新たなソーシャルコミュニケーションサービスとして注目されているという。