ヤフーとディー・エヌ・エーは9月21日、「モバゲータウン」のPC版プラットフォームとなる「Yahoo!モバゲー」(ベータ版)サービスを発表。同日より提供を開始した。

「Yahoo!モバゲー」では、ゲームの公開によってYahoo! JAPANから各種ゲームへの誘導が図れるといった開発者側のメリットが生まれるほか、ユーザーにとっては、モバイル環境でのコミュニティ機能をPCの大画面で利用できるといったメリットがある。

同サービスは10月1日に正式にサービスが開始される予定で、その際には70社合計100作品のゲームが提供される見込み。正式公開に先立ちディー・エヌ・エーは、人気ソーシャルゲーム「怪盗ロワイヤル-zero-」を配信。携帯版でゲームを進めるとPC版でアイテムをもらえるといった、マルチデバイス環境での利用を促進する仕掛けを展開する。

今後両社は「Yahoo!モバゲー」のAPIを公開してゲーム開発・配信の場として同サービスを提供。大規模なプロモーション展開を実施するなどして市場拡大を促進し、「PC上のNo.1ソーシャルゲームプラットフォームになることを目指す」としている。

「Yahoo!モバゲー」は無料で利用できるが、「Yahoo! JAPAN ID」の取得と「モバゲータウン」への登録が必要となる。

なお両社は既報の通り、今春にソーシャルゲームの共同展開に関する業務提携を発表していた。