LSIは、現行世代製品の2倍超のRAID5 ランダムIOPS(1秒あたりのI/O動作回数)性能を実現する6Gbps SAS RAID-on-Chip(RoC)デュアルコアIC「LSISAS2208」を、OEMユーザ向けに出荷開始したことを発表した。
同製品は、サーバ・プラットフォームに要求される信頼性を確保しながら、SSDの性能を活用できるように最適化が施されているほか、現在規格策定が進められている PCI Express 3.0ベースの次世代サーバ・プラットフォームへの移行がスムーズにできるように設計されている。
また、8ポートを備えており、RAID5/6/10構成で最大40万ランダムIOPS の性能を提供、Microsoft Exchange Server、データベース、Webサーバ、およびビジネス・インテリジェンス(BI)などのアプリケーション環境において、SSDのコストあたりのIOPS性能を2倍に引き上げるように設計されている。
デュアルコア800MHz PowerPCプロセッサを搭載し、デュアルコア動作のために最適化されたLSI MegaRAIDテクノロジーを採用。複数の500MHz、128bitポイント・トゥ・ポイント内部データ・パスによるアーキテクチャで構成されるハードウェア・アクセラレーション・エンジンと72bit DDR3-1333 SDRAMインタフェースとの組み合わせによる性能強化が施されている。