米Motorolaは9月16日(米国時間)、ドイツのモバイルサービス企業Aloqaを買収したことを発表した。買収金額など詳細は公開されていないが、Android向けモバイル・コミュニケーション・ソリューション「MOTOBLUR」のUIを強化するのが狙いだ。

Aloqaは2007年創業のベンチャー企業。ユーザーの位置情報に合わせて、近隣にいる友人や近隣で参加できるイベント、コンサート、映画、レストラン、ショッピングなどを知らせるアプリケーションを提供する。サービスカテゴリはカスタマイズ可能で、知りたい情報をスムーズに得ることができる。

MOTOBLURの画面

同社のサービスは、Android、BlackBerry、iPhone、Windows Mobile、Symbianに対応しており、ユーザー数は100万人を超え、6ヵ国で100以上のパブリッシャーと提携しているという。

買収後はMotorolaのモビリティ事業部の一部となり、同社はAloqaを利用して、Android端末で提供するモバイル・コミュニケーション・ソリューション「MOTOBLUR」を強化するのが狙い。MOTOBLURでは現時点でTwitteやFacebookといったソーシャルアプリケーションや電子メールに効率よくアクセスできるが、Aloqaの技術の統合によって位置情報に対応したコンテンツをリアルタイムでプッシュ配信することを実現するという。