画像は「Adobe Illustrator CS5」

アドビ システムズは「Adobe Illustrator CS5 HTML5 Pack」のパブリックベータ版提供開始を発表した。この拡張機能では、「Illustrator」のHTML5/CSS3のサポート、SVG(Scalable Vector Graphics)機能強化を実現し、モバイルデバイスとWeb向けの魅力的なコンテンツ デザイン制作、提供、最適化を簡単に行うことができるとのこと。

今回の拡張機能の提供とオープン規格のサポートにより、デベロッパー、パブリッシャー、デザイナーは、コンテンツの作成・配信・利用方法を自ら選択できるようになり、HTML5 Packを使用するWebデザイナーとデベロッパーは、「Illustrator CS5」と同じくHTML5/CSS3に対応済みの「Dreamweaver CS5」との連携機能の強化を通じ、HTML5を活用できる。Illustratorの生成するSVGを、対応ブラウザに直接表示させることもでき、Illustratorを使用して、HTMLコンテンツのスタイリング用のCSSコードを生成することも可能。

Illustrator CS5 HTML5 Packの各種機能によって、ユーザーは、HTML5、CSS3、SVG、Canvasの最新機能を活用し、容易なマルチスクリーンオーサリングを実現可能。SVGとCanvasの強化機能により、インタラクティブなWebコンテンツもより簡単に制作でき、また、この技術は日本語版提供も開始された「HTML5 Pack for Dreamweaver」を補完できるよう設計されているとのこと。IllustratorとDreamweaverの連携強化により、最新のWeb規格によるデザインと制作を簡単に行うことができる。

Adobe Illustrator CS5 HTML5 Packは、Adobe Labsにて、無償ダウンロード可能。