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Linux 2.4系の最新版となるLinux 2.4.37.10が公開されている。2.4.37系の10回目のフィックスリリースにあたり、いくつかのマイナーな修正とミドルクラスのセキュリティフィックスが盛り込まれている。そしてこのバージョンが、もしかしたら2.4系最後のリリースになるかもしれないということをWilly Tarreau氏がLKML: Willy Tarreau: Linux 2.4.37.10 + 2.4 EOL plansにおいて説明している。

Willy Tarreau氏の説明によれば、2011年9月までに重要なセキュリティフィックスなどが発生しない場合、Linux 2.4.37.10を2.4系最後のリリースとし、2.4系はEoL(End of Life)になるという。以後、2.4系のカーネルがリリースされることはなく、ユーザは2.6系のカーネルを利用することになる。

すでに代表的なLinuxディストリビューションは2.6系のカーネルを採用しており、すでに登場から7年が経過した2.6系カーネルは多くのシーンで採用されている。2.4系はエンタープライズや組み込みの用途でまだ使われているものの、状況を考えるとそろそろEoLにしても問題ないという判断のようだ。2.4系のカーネルが今後リリースされるかどうかは2011年10月になるまでわからないが、依然として2.4系を採用している場合には向こう1年をめどに2.6系へのアップグレード計画を立案して実施した方がよさそうだ。