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今から一ヵ月半ほど前となる7月28日(米国時間)に公開されたSafari 5.0.1から、Safariはエクステンションへの対応を実現した。Chromeと同じタイプのエクステンションで、Firefoxと比べると実現できる機能は限られるものの、強力なエクステンションを短時間に開発できるという特徴がある。登場以来、Safariエクステンションを紹介する記事が増えている。

そうした記事のひとつにSafari extension highlight: Minimal Gmailがある。SafariエクステンションのひとつであるminimalGmailを紹介するもの。実用的なエクステンションとして参考になる。minimalGmailはGmail UIから特定のエリアを非表示にする機能を提供するためのエクステンション。表示・非表示を切り替えることができる対象は次のとおり。

  • 設定やログアウトなどを記載したヘッダ
  • メモリ使用量やアクティビティ情報を記載したフッタ
  • チャット
  • 友達を招待
  • 検索
  • メールを読んでいるときの広告
  • 上下に配置されているボタン(個々に表示・非表示を切り替え可能)

Safari 5.0.2でGmailを使っているところの例

minimalGmailで可能な限り非表示にした場合のGmail

minimalGmailの設定ダイアログ

すべての項目の非表示にチェックをいれた場合

Gmailはすでに豊富な設定を提供しているが、UIを非表示にするための設定はほとんど提供されていない。GmailのUIのいくつかは、使わないユーザは普段まったく使うことがない。こうしたUIが表示され続けていることは、操作において邪魔であるだけでなく、メールの表示エリアが小さくなるという問題がある。

minimalGmailを使えば、細かくどれを非表示にするかを指定できる。設定内容は即座に表示に反映されるため、minimalGmailの設定ダイアログの内容を変えながら、その結果となるUIをチェックしつつ設定できる。このエクステンションは画面解像度の低いノートPCやネットブックなどでSafariを使っている場合、可能な限りメールの表示領域を広げるためのエクステンションとして参考になる。