ベンキュージャパンは8日、DLP方式プロジェクタの新製品を3機種、発表した。いずれも短焦点モデルとなり、比較的狭い場所でも大きな画面を投射できる。オプションの3D専用メガネで3D立体視にも対応。出荷は10月上旬の予定で価格はオープン、店頭予想価格は69,800円より。

「MS612ST」

「MS612ST」はコンシューマを主なターゲットにしたモデルで、1mの距離で約55インチの画面を投射可能。HDMI入力を備えるため、最新のゲーム機やBlu-rayレコーダなどを接続して大画面で楽しめる。

主な仕様は、画素数がSVGA(800×600ドット)、スクリーンサイズが27~300インチ、輝度が2,500ルーメン、コントラスト比が5,000:1、光源が190Wで最大寿命が約6,000時間。主なインタフェースは、HDMI、コンポジットビデオ、Sビデオ、D-Sub、RCAライン入力(L/R)、ステレオミニジャック、USB Type A(USBメモリ用)、USB Type mini-B(USBディスプレイ用)。外形寸法はW312×D244×H104mm、重量は約2.65kg。店頭予想価格は69,800円。

「MW811ST」と「MS612ST」の外観は共通

「MW811ST」と「MX812ST」は、主に企業や学校を対象にしたモデル。MW811STは1mで約95インチ、MX812STは1mで約81インチの画面を投射できる。両モデルとも10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANを備え、ネットワーク上にあるPCの画面を投射する「LANディスプレイ」機能を搭載している。ネットワーク経由で最大8台のPCを接続でき、最大4台のPC画面を4分割で同時に投射することが可能だ。

MW811STの主な仕様は、画素数がWXGA(1,280×800ドット)、スクリーンサイズが48~300インチ、輝度が2,500ルーメン、コントラスト比が4,600:1、光源が210Wで最大寿命が約5,000時間。主なインタフェースは、コンポジットビデオ、Sビデオ、D-Sub×2、RCAライン入力(L/R)、ステレオミニジャック、マイク、USB Type A(USBメモリ用)、USB Type mini-B(USBディスプレイ用)。外形寸法はW290×D252×H128mm、重量は約3.4kg。店頭予想価格は99,800円。

MX812STの主な仕様は、画素数がXGA(1,024×768ドット)、スクリーンサイズが41~300インチ、輝度が3,500ルーメン、コントラスト比が4,600:1、光源が300Wで最大寿命が約3,000時間。主なインタフェースは、HDMI、コンポジットビデオ、Sビデオ、D-Sub×2、RCAライン入力(L/R)、ステレオミニジャック、マイク、USB Type A(USBメモリ用)、USB Type mini-B(USBディスプレイ用)。外形寸法はW290×D252×H128mm、重量は約3.3kg。店頭予想価格は198,000円。

3モデルで共通の機能としては、USBメモリ内の画像(JPEG/GIF/BMP/TIFF/PNG)を直接投射したり、電源オン時のウォームアップと電源オフ時のクールダウンが不要なダイレクトパワーオン/オフ、オプションの3D専用メガネを用いたDLP Link方式の3D映像対応などがある。