アイシェアは9月3日、異業種交流に関する調査結果を発表した。同調査では、0代から40代のネットユーザー男女441名に「どのような業種と交流してみたいか」、「異業種の人にどのようなことを聞いてみたいか」などについて聞いている。

まず、最も交流を図ってみたい業種を聞いたところ、最多は「サービス業」で13.8%となった。これに、「情報通信業」が10.0%、「医療・福祉」が9.5%と続いた。以下、「農林水産業(5.9%)」「製造業(5.7%)」「金融・保険業(5.4%)」がいずれも5%台だった。

多数の業種と交流できる機会があった時、もっとも交流してみたい業種は? 資料:アイシェア

男女別に見ると、男性では「サービス業(17.4%)」、女性では「医療・福祉(12.8%)」の人気が高い。年代別では、「サービス業」は40代(21.3%)、「情報通信業」は20代(11.1%)と30代(12.3%)で多かった。

業種別に見ると、ほとんどの業種で「サービス業」との交流を望む回答がトップだったが、特に「公務」に就いている人は26.1%と高かった。そのほか、「情報通信業」の人は「製造業」や「金融・保険業」、「製造業」の人は「情報通信業」、「卸売・小売業」「公務」の人は「医療・福祉」といった業種の人気が高かった。

交流してみたい業種の人にどのような話が聞きたいか自由回答で聞いたところ、人気のサービス業に対しては、「今後の新たなサービスについての考え」「顧客満足について」といった、顧客視点を取り入れるためのノウハウを望むコメントが目立った。また、「情報通信業」の人に対しては「ITの活用法」、「金融・保険業」の人に対しては「金融システムについて」といった、プロの知識を自分の仕事に活用したいという意向も見られたほか、サービス業同士では「苦労話」、公務同士では「業界の内情」など、同業者ならではの話題で盛り上がりたいという回答もあった。