雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第56回は、イラストレーターのmiccaが登場。
miccaプロフィール
1976年三重県生まれ。98年京都精華大学美術学部洋画専攻を卒業。01年青山塾ドローイング科卒業。現在はフリーイラストレーターとして国内外を問わず装画、雑誌、CDジャケット、Webページイラストレーション、アパレルとのコラボレーションなど多方面で活躍中。オフィシャルWebサイトはこちら。
Q&A
――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?
micca「22歳くらい。大学卒業の時に就職したくないな~という事と絵を描いて行きたいなと思って丁度いい職業なのかな?と安易に目指してしまいました」
――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。
micca「読売新聞の連載小説『かたちだけの愛』(平野啓一郎)の挿絵。ほぼ毎日の仕事も新聞も初めてですぐいっぱいいっぱいになりました。ぱっと思いつく回や何かけばいいのだろう…と何も思いつかない回 描こうと思うものが普段自分で選ぶモチーフではなかったりして自分発見の毎日でした。予定より連載期間ものびたのでゴールもわからず、寝たような寝てないような毎日で、他の仕事(特に文章の)とかぶってる時はしんどかったなあ~。でもなんだか基礎体力があがったような気もするし、文章の世界に浸れて楽しかった。製作中の担当者さんとのやりとりも終わってからの作家さんとお話もとても楽しくて学びも多く本当にやらせてもらえて良かったと思う仕事でした」
――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?
micca「ないです」
――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?
micca「映画や舞台のチラシやポスターがやってみたいです。あとこれからはもっと自分の為の作品の製作を積極的にやっていこうと思っています」
――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。
micca「スクラップブック、三菱ハイユニー、mono消しゴム、スワン型の鉛筆削り、あとはいろいろな画集。ハイユニーは大学受験の時から愛用でいろいろ試したけどもこれの2Bが自分では一番しっくりきます」
――尊敬している人を教えてください。
micca「宇野 亜喜良さん(今度 絵の仕事の企画で対談できる事になっていて、多分それが人生一番思い入れのある仕事の塗り替えになるかと…)、柳瀬たか子さん(小さい頃からの絵の先生)」
――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。
micca「結構歩いてる時に思いついている気がします。後は手を動かして考えない所からはじめてみたり…。時間は夜中の方が多いです」
――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?
micca「その時によります」
――理想的なオフの過ごし方は?
micca「野外で昼からお酒を呑む」
――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。
micca「カゴメのトマトのレモネードを毎日ふたつくらい飲んでます。エレ片のコント太郎(TBSのラジオ)、『川越ランデヴー』という曲、レイハラカミさんとユザーンさんの曲でやたら好き。この曲で前からたまにやってた本の朗読をする事が増えた。(ひとりでです)」
――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?
micca「毎日に近いくらい飲みますがそれも仕事によります…。後で仕事がある時はビール一本くらい。無い時や友達と飲んでる時はビール2・3杯とワイン1・2本(焼酎や日本酒も好きです)」
――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?
micca「同業の方とはそんなに飲む機会がなくって。離れているのでよくではないですが 須川まきこさん」