NetIQは9月1日、企業内部の不正行為を管理する製品「Attachmate Luminet」をリリースした。同製品は、アプリケーション内のユーザーの行動を明確にし、そのデータを実用的な情報に変換することで、重要な機密データの保護、内部不正行為の抑制、法令遵守を実現する。
同製品の特徴の1つは、監視対象のプラットフォームにメインフレームが含まれている点。メインフレーム専用の運用管理ツールを使うことなく、メインフレームの情報とWindows Server 2003/Windows Server 2008、Red Hat Linux、データベース、ディレクトリ・サーバなどの情報を一元管理することができる。
企業では一般に、ログファイルやデータベースの記録から監視するといったことが行われているが、それだけでは疑わしい行為の証拠を把握することは難しい。これに対し、同製品はネットワークからユーザーの行為をリアルタイムで直接記録し、安全なリポジトリに保存するため、フルテキスト検索によって現在の行為や記録された行為を特定し、アラートや問題に関するすべての画面とキーストロークを再生することができる。
また、グラフィカルダッシュボートやレポートが標準で装備されているので、、問題の発生時や発生後に、法廷でも有効となる法的証拠に簡単にアクセスすることが可能。
加えて、同製品は行動パターンを分析する機能を備えているため、強固なルールやアラートを定義して不審な行為にリアルタイムで対応できる。 対話型のツールも備えており、さまざまな部門やアプリケーションにわたり、ユーザーのクロスチャネルのパターンや傾向を検出することを実現する。
ライセンスは監視対象ユーザー数とプロトコル数によって課金され、価格は443万円からとなっている(初年度より別途保守料金が必要)。