NEC、NEC中国、中国・東軟集団股分有限公司、瀋陽東軟信息技術服務有限公司は8月31日、中国におけるクラウドサービス事業分野の協業に合意したと発表した。これにより、NECグループと東軟集団グループは、10月を目処に中国・大連市に合弁会社を設立し、共同でクラウドサービス事業を推進する。

NECはクラウド指向データセンターのグローバルな展開計画に基づいて世界主要地域でクラウドサービス事業を展開することを掲げているが、今回の協業は第1弾となる。

合弁会社の社名は「日電東軟信息技術有限公司」(所在地:遼寧省大連市)で、資本金は6.5億円(NEC中国70%、東軟信息技術30%)、初年度は約70名の人員でスタートし、3年後には200名まで拡張を目指す。

サービス提供にあたり、東軟集団グループのデータセンターを用い、データセンターにはNEC製品、構築・運用技術を活用し、信頼性の高いサービス提供を可能とするサービス基盤を構築する。

合弁会社はSaaSに加え、IaaS、PaaSを含めた総合的なクラウドサービスのメニューを整備する。SaaSはNECグループ、東軟集団グループあるいはその他企業が有するアプリケーションをメニュー化し、拡充を図る。サポートは、中国語、日本語、英語により24時間365日体制で実施される。