ライブドアが運営するポータルサイト「livedoor」は9月1日、Web検索エンジンを従来のGoogleからネイバージャパンが提供する「NAVER」へ全面移行させた。画像や動画検索も切り替え、統合的な検索サービスを提供していく。
livedoorは2005年4月以降、Web検索エンジンにGoogleを採用してきたが、NAVERへ切り替えることで新たに"統合検索"として検索サービスを提供することになる。画像や動画検索エンジンも切り替わる。NAVER検索による主な変更点は、検索ワードに対し、ウェブ/ ホットリンク/ まとめ/ ブログ/ Q&A/ ニュース/ リアルタイム(Twitterなど)/ 画像/ 動画といったカテゴリ別の検索結果をまとめて提示する点。これによって検索ワードに関するWeb上の情報を幅広く一覧しやすくなっている。また、結果画面上部のリスティング広告が2本に減らされた。
ライブドアは今年5月にNHN Japanグループの傘下企業となっており、同グループのネイバージャパンが持つ検索エンジン、NAVERと組み合わせた新たな検索サービスを提供するとしていた。「検索サービスの収益構造だと、広告が増えるためにユーザビリティを追求しづらい」(ネットサービス事業部 窪島剣璽氏)という中、6月には画像検索にNAVERを採用したことでユニークユーザ数が約30%増加。UI面や人名検索に強い点などに対する高い評価がユーザ増につながったこともあり、livedoor全体でもよりユーザビリティを重視した統合検索への移行に踏み切った。「検索でもっとも大事なことは、検索の成功体験。あたりまえのように探したいものを提示してあげること」(窪島氏)。
検索広告については従来どおりGoogleのものを継続。また、livedoor IDでネイバージャパンの各種サービス(NAVERまとめ/ pick/ Nドライブ)にログイン可能となった。