Texas Instruments(TI)は、同社のOMAP-L1x(ARM9プロセッサ+浮動小数点DSP)およびSitara AM1x(ARM9プロセッサ)と、これを搭載するEVM(評価モジュール)に対応したWindows Embedded CE 6.0 R3のBSP(Board Support Package)の無償提供を開始すると発表した。
このBSPにはテスト済みのドライバとソースコードが含まれ、Windows CE 6.0 R3上でのアプリケーション開発を容易にする。提供されるドライバは、これらのチップに内蔵されるEthernet、USB、CAN、SATA、タッチパネルコントローラなどの周辺機器向けのもので、加えてOMAP-L1x向けにはTIのDSP/BIOS Link経由でTMS320C674x DSPと通信するためのソフトウェアも含まれる。このDSP/BIOS Linkを使う事で、Windows Embedded CE 6.0 R3上でDSPアルゴリズムの開発が迅速に可能となる。
今回のBSPの対象となるのは以下のプロセッサおよび評価キットである。
- OMAP-L137プロセッサ
- OMAP-L138プロセッサ
- AM1707プロセッサ
- AM1808プロセッサ
- AM17x評価モジュール
- AM18x評価モジュール
- AM18x実験キット
- OMAPL137/C6747 浮動小数点演算スタータキット
- OMAP-L138/TMS320C6748評価モジュール
- OMAP-L138実験キット
このBSPは 同社Webサイトより入手可能である。