最近は企業だけでなく、個人でもLANを構築して複数台のPCを運用する場合が多くなった。そうした場合、どのPCからでもアクセスしてデータを保存できるNASは有用な存在だが、NASに依存する度合が高まれば、データ保全の重要性も高くなる。特に企業ユーザーにおいては、データの損失は業務への支障につながるので、それを回避するための保全策は欠かせない。しかしその一方で、データ保全のためにかける手間をできるだけ抑制することも重要だ。そのため、法人向けのNAS製品では個人向けのNAS以上に、データ保護策や自動化機能の充実が求められる。

そこで、この要求に応えられるだけの実力を備えた製品として、バッファローの「テラステーション」シリーズに属する「TS-XHL/R6VC」を紹介しよう。

試用機の主な仕様   [インタフェース] 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T有線LAN×2、USB 2.0×2、UPS専用ポート×1   [容量] 2TB、4TB、8TB   [内蔵HDDインタフェース] SATA II   [搭載可能HDDドライブ] 4ドライブ   [対応RAID] RAID 0/1/0+1/5/6   [サイズ/重量] W170×H215×D230mm/約8kg   [対応OS] Windows 2000/XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2、Mac OS X v10.3.9以降/v10.4/v10.5/v10.6   [価格(税別)] 101,000円(2TB、ウイルスチェック1年間ライセンス付)~242,000円(8TB、ウイルスチェック5年間ライセンス付)