Analog Devices(ADI)は、I2Cシリアルバスに双方向アイソレーション機能を組み込んだ、車載向けI2C iCouplerデジタル・アイソレータ「ADuM1250W」を発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、1万個受注時の単価は2.21ドルとなっている。

ADuM1250の機能ブロック図

同製品や、同社の独自技術デジタル・アイソレーション・テクノロジー「iCoupler」をベースにし、AEC-Q100の-40℃~+125℃動作に適合したもの。これまでアイソレーションされたI2Cインタフェースに必要とされていたフォトカプラやサポート回路が不要になったことで、ボードスペースを従来ソリューション比で80%削減でき、アイソレーションされたI2Cバスのシステムコストも低減できるようになる。

また、1MHz動作により、高性能ペリフェラルやデバイスとの動作に十分な帯域幅を実現しているほか、3.0~5.5V電源/論理レベルによりフレキシブルな動作や(電圧)レベルシフトが可能となっている。