全日本空輸(以下、ANA)は8月20日、10月の羽田空港第2ターミナルの拡張(本館南側)、新国際線ターミナルオープン、羽田空港からの国際線定期便就航に合わせて、新たなサービスを開始すると発表した。
羽田空港第2ターミナルは出発・到着ロビーの広さが約2倍になるとともに、自動チェックイン機、手続きカウンター、保安検査場(C・D)、到着時の手荷物返却所などが増設される。また、モノレール羽田空港第2ビル駅構内やターミナル各フロアに運航情報や搭乗口などを知らせる案内表示板が設置される。
また羽田空港第2ターミナルには、ANAマイレージクラブ会員で利用の多い顧客やプレミアムクラス利用の顧客に向け、拡張される本館南側に専用の保安検査場とラウンジを用意するほか、ANA「ダイヤモンドサービス」のメンバーには、ANA国内線空港では初となる専用保安検査場「ANA SUITE CHECK‐IN」とメンバー専用の新ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」を新設する。
左から、保安検査場・登場口案内表示イメージANA SUITE LOUNGEイメージ |
加えて、羽田空港に新国際線ターミナルが10月21日にオープンするのに伴い、国内の全空港(北九州空港・壱岐空港除く)で羽田空港から出発するANA国際線への搭乗手続き(スルーチェックイン)が可能となる。これにより、羽田空港で乗り継ぐ際に国際線の手続きが不要となる。
あわせて、ANA運行便相互間においては、国内線から国際線への乗り継ぎにかかる時間が80分から70分に、国際線から国際線への乗り継ぎにかかる時間60分から45分に短縮される。
7月1日から、PCから国際線のチェックインから搭乗券印刷まで可能な「CLICK check-in」サービスが開始されているが、10月21日からは携帯電話からチェックインが可能な「CLICK Mobile check-in」サービスがスタートする。携帯電話のサービスでは手続きを行った後、出発当日そのまま保安検査場へ進める。