富士通は8月18日、企業における購買業務を効率化するためのSaaS型システム「ProcureMART」をカシオ計算機に導入し、本格稼働を開始したことを発表した。
富士通は「ProcureMART」によって、カシオ計算機におけるすべての間接材(生産活動とは直接関係のない設備や備品など)の購買情報を一元管理し、社内の複数部門や取引先との見積・発注・検収作業を支援する「間接材集中購買システム」を6ヵ月で刷新。今年の6月からテスト運用を開始し、このほど本格運用を開始した。
富士通によると、「ProcureMART」による新システムでは見積や納期回答のプロセスが電子化されたほか(従来はメールによって行われていた)、操作性の向上が図られているという。
また、SaaS型のシステムであるため、従来システムよりも運用コストを約半分に抑えることが可能とされている。