Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers. |
Mark Shuttleworth氏は17日(米国時間)、ブログにおいてUbuntu 11.04の開発コード名を発表した。2011年4月に公開されることになるUbuntu 11.04の開発コード名は「Natty Narwhal」。粋なイッカク、器用なイッカク、といったところだ。
Ubuntuの開発コード名には規則がある。「形容詞 名詞」であること、名詞は動物であること、形容詞と名詞の頭文字は同じアルファベットであることだ。これに対象となるリリースの目的やイメージを加味し、発音したときにリズムがいい名前が選ばれる。歴代の開発コード名は次のとおり。
- Ubuntu 4.10 - Warty Warthog
- Ubuntu 5.04 - Hoary Hedgehog
- Ubuntu 5.10 - Breezy Badger
- Ubuntu 6.04 - Dapper Drake
- Ubuntu 6.10 - Edgy Eft
- Ubuntu 7.04 - Feisty Fawn
- Ubuntu 7.10 - Gutsy Gibbon
- Ubuntu 8.04 - Hardy Heron
- Ubuntu 8.10 - Intrepid Ibex
- Ubuntu 9.04 - Jaunty Jackalope
- Ubuntu 9.10 - Karmic Koala
- Ubuntu 10.04 - Lucid Lynx
- Ubuntu 10.10 - Maverick Meerkat
Ubuntu 6.04からは頭文字もD、E、F、G...と規則的に採用されており、この規則にしたがうとUbuntu 11.04はN* N*という形の開発コード名になる。Mark Shuttleworth » N-imal?でユーモアを交えながら紹介されているが、今回の開発コード名の命名は難産だったようだ。Naiant Nailtail (泳ぐワラビー)、Neutral Newt (控えめなイモリ)、Nobby Noctule (上品なコウモリ)などの名前があがったものの、どれも却下されている。
最終的にイッカクが採用された背景には、「夢を実現する」という想いがあるという。イッカクは北極海に生息するイッカク科の歯クジラのことで、ユニコーンクジラとも呼ばれている。長い角がユニコーンを連想させるわけだが、ユニコーンというキャラクタが夢に近いということと、幸運をもたらすといったところにあやかってこの名前になったという。