日本HPは、個人設計事務所や部署のCAD/GIS用、一般企業におけるポスターやPOPの内製用、教育現場など、幅広い用途で利用できるA1プラスサイズ対応の大判プリンタ「HP Designjet 111シリーズ」2機種を発表した。19日から販売される。同社Web直販サイト「HP Directplus」の販売価格は、ロール紙専用モデルの「HP Designjet 111 Roll」が134,400円、カット紙専用モデルの「HP Designjet 111 Tray」が165,900円。
「HP Designjet 111 Roll」は、最大用紙幅625mm、「HP Designjet 111 Tray」は最大用紙サイズ625×1,625mmに対応。「HP Designjet 111 Tray」にロールフィードユニット(別売)を装着することにより、カット紙とロール紙を使い分けることも可能。 HP独自の大判プリントソフト「HP Instant Printing Utility 3.5」の対応により、PDF、DWF、JPEG、TIFF、HP-GL/2のファイルフォーマットのデータを、対応アプリケーションをインストールしていない環境で印刷できる。また、Office 2007をインストール済みの環境であれば、プラグイン機能によってWord/Excel内から自動起動による拡大印刷が行える。
主なスペックは、印刷速度はA1サイズ線画データ(普通紙)の場合、高速で約1.5分、標準で約3分、高品質で約5.3分。印刷解像度は、最高1,200×600dpi。インクは4色インクで、Kが顔料、C、M、Yが染料。インタフェースはUSB 1.1(USB 2.0準拠)、パラレル、EIOスロット、10/100/1000BASE-T有線LAN(オプション)。外形寸法は、「HP Designjet 111 Roll」がW1,042×D495×H220mm、「HP Designjet 111 Tray」が1,042×579×220mm。重量はいずれも22kg。