複数のメッセージを選択するとメッセージ画面に積み上がっていく

米Googleは8月18日(現地時間)、GmailのiPad用Webアプリをアップデートし、複数のメッセージの選択・管理に"スタックカード"を用いた新インターフェイスの提供を開始した。

従来のインターフェイスでは、複数のメッセージを選択すると画面左下に「Archive」や「Delete」を備えたアクション・ツールバーが現れた。これとは別に右上にも「Archive」や「Delete」のツールバーが存在する。前者は選択したメッセージ用、後者はメッセージ画面で開いているメッセージ用なのだが、1つの画面に同じようなツールバーが2つ存在し、ユーザーから混乱するという声が上がっていたという。

新インターフェイスでは、複数のメッセージを選択すると右側のメッセージ画面にメッセージが積み上がっていく。アクション・ツールバーは右上の1つだけになり、メッセージ画面の状態に対するアクションになる。

小さな変更だが、スタックカード・インターフェイスはiPad標準のメール・アプリにも採用されている。従来のGmailのiPad用Webインターフェイスに比べると、メッセージ管理の操作が格段に分かりやすくなった。Google MobileのLiam Asher Segel-Brown氏によると「新インターフェイスは、ネイティブアプリケーションのようなルック&フィールをWebアプリケーションにもたらすCSS3 transitionsの実験の機会になっている」という。

なお現時点で新インターフェイスを使用できるのは英語(US)版のみとなっている。