雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第50回は、装画の世界で活躍するイラストレーター・丹地陽子が登場。
丹地陽子プロフィール
イラストレーター。東京芸術大学美術学部デザイン学科卒。現在は書籍や雑誌へのイラストレーション制作を中心に活動しています。「Photoshop」を使ってテクスチャー感のあるイラストを描いています。子供や猫のモチーフが好きです。11月に小さな個展をやる予定です。オフィシャルWebサイトはこちら。
Q&A
――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?
丹地陽子(以下、丹地)「子供の頃は表紙や挿絵の好みで読む本を選んでいたので自然にそうなっていった感じです」
――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。
丹地「『闇の左手』(ハヤカワ文庫)のカバーイラスト。著者のファンだったので、かなり興奮しました。そしてかなりプレッシャーも感じました」
――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?
丹地「ありません。これしかできないです」
――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?
丹地「iPhoneやiPadのアプリをつくってみたいです」
――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。
丹地「無印良品のダブルリングノート・無地A5。アイデアスケッチを描いたり、お仕事のゲラを読むときにはこれにメモを取りながら。リング綴じなので扱いやすく、無地で(これ重要)ボリューム感もちょうどよく、おまけに安いのが良いです。廃盤が決まったときには大量にまとめ買いしました(その後無事復活したようです)」
――尊敬している人を教えてください。
丹地「フランスの漫画家のメビウス(ジャン・ジロー)。高校生のころからのファンです」
――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。
丹地「散歩のときや入浴中によいアイデアが浮かぶことが多いです。練っているときには降りて来ないようです」
――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?
丹地「完全に何もしないという日はないかもしれません」
――理想的なオフの過ごし方は?
丹地「猫とごろごろ」
――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。
丹地「絵以外にこれといった趣味がない人間ですが、猫が大きくなるのを日々観察するのがなによりの楽しみです。今はキュウリを漬け物にするのにハマっています。夏季限定の趣味です」
――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?
丹地「家ではまったく飲みません。飲みに誘われたときには、人並みに。ちゃんぽん禁止で」
――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?
丹地「イラストレーターの上杉忠弘さんのお宅に時々お邪魔して、奥様の美味しい手料理をごちそうになっています」