三菱商事、近畿車輛、東芝は8月18日、三菱商事を主契約者とし、エジプト・アラブ共和国運輸省トンネル公団(The National Authority for Tunnels,Ministry of Transport。以下、NAT)より、カイロ地下鉄向け車両供給契約(2契約、計88両<11編成>)を受注したことを発表した。これらの車両は2012年から2013年にかけて順次納入される予定。

3社はエジプトにおいて過去40年以上にわたり1,400両以上の鉄道車両の納入実績がある。

今回受注したのは、現在NATが建設を進めているカイロ地下鉄3号線第2期延伸に伴う追加車両7編成(56両)、すでに運行中の同2号線向け増備車両4編成(32両)の計11編成(88両)で、2007年11月に受注した同3号線第1期向け車両7編成(56両)に次ぐ連続受注となる。

三菱商事がプロジェクト全体の取りまとめを行い、近畿車輛は車体・台車、東芝は車両向け電気品の製造を担当する。また、3号線第2期向け車両は同国鉄道車両メーカーによる車体現地組み立ても実施する予定だ。

カイロ地下鉄3号線車両

カイロ地下鉄2号線車両