千葉県の流山市立図書館は8月17日、インターネットを利用したストリーミング形式の音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」を導入し、9月1日より運用を開始すると発表した。
「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」は、クラシック音楽を中心に扱うレコードレーベル「ナクソス(Naxos)」の日本法人ナクソス・ジャパンが運営するストリーミング配信サービス。8月現在で、クラシック、ジャズ、民族音楽等を中心にCD4万4000枚分、63万7000曲分の音源が収録されている。
同サービスを図書館が導入することで、利用者は、図書館の窓口でIDの交付を受けるだけで自宅のパソコンのブラウザーから上記の音源が聴き放題になる。利用者にとっては、従来のCD貸出で生じていた「聴きたいCDが貸出中で聴けない」、「CDに傷がついていて再生できない」などの問題に遭遇することがなくなり、図書館側にとっては、シール貼付、データベース登録などの受入業務やCDの置き場所確保に悩まされずに済むといったメリットがある。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーは、すでに50の大学図書館/公共図書館で利用されており、流山市立図書館は公共図書館として12件目の導入となる。
ナクソス・ミュージック・ライブラリー |