The Linux Foundationの日本オフィスは8月17日、オープンソースソフトウェア(OSS)のライセンス遵守を推進する取り組み「オープンコンプライアンスプログラム(Open Compliance Program)」を開始したと発表した。
同プログラムは、「トレーニング/教育」、「ツール」、「自己診断チェックリスト」、「The SPDX(Software Package Data Exchange) Standardワークグループ」、「コンプライアンス ディレクトリーおよび即時警告システム」、「コミュニティ」の6分野で展開される。
これらのうち、トレーニング/教育では、オンサイト/オンラインの双方でトレーニングコースを提供。いずれも英語によるコースになるが、オンラインでの受講に関しても専任講師とのインタラクティブなやり取りが可能という。そのほか、コンプライアンス関連情報として、無償のホワイトペーパー、記事なども提供される予定になっている。
また、ツールに関しては、動的/静的リンクのレベルでコードの混在を確認できる「Dependency Checker」、ソフトウェアのバージョン間でのBoM(部品表)の差分を確認できる「Bill of Material (BoM) Difference Checker」、開発者がソースコード中に将来の製品コード、製品名、競合に関する言及等の不適切なコメントを残していないか確認できる「The Code Janitor」の3種類が提供される予定。さらに、コンプライアンス ディレクトリーおよび即時警告システムでは、Linux/OSSを商用製品で活用する企業における、コンプライアンス担当者の連絡簿を作成するという。
同プログラムの詳細はこちらのWebサイトから確認できる。
オープンコンプライアンスプログラムのWebサイト |