Google日本語入力チームは8月13日、Google Japan Blogの中で「Google 日本語入力」のベータ版をアップデートしたことを発表した。開発版で提供してきた各種の機能の取り込みや、バグの修正が行われている。
Google Japan Blogに掲載されている主な変更点は以下のとおり。
Windows 版/Mac版共通の変更点
- 郵便番号辞書を最新のものに更新
- 記号辞書を一部拡充(ちぇっく、おんぷ、など)
- ローマ字スペルチェック機能のユーザビリティが向上
Windows 版の変更点
- 特定の状況で、「変換エンジンの起動に失敗しました。」というダイアログが出現する問題を修正し、安定性が向上
- IME有効化のキーを二度押さないと認識されない場合があった問題を修正
- 文章入力中にIMEをオフにすると、入力中の文章がキャンセルされてしまう場合があった問題を修正
- 変換キーでIMEが有効にならない問題を修正
- IME を有効にしたまま一定時間経過した後、IMEが無効になってしまう問題を修正
- Windows Vista以降の環境でDPI仮想化が有効なとき、高DPI非対応のアプリケーションで候補ウィンドウが期待した位置に表示されない問題を修正
- 一部のユーザに配布したベータ版(0.12.421.0)における利用統計情報を、設定によらず送信してしまうバグを修正(利用統計情報の内容は、使用しているOSのバージョン、キータイプ数や変換キーを押した回数など。Google Japan Blogには、「入力した文章は一切含まれていません。問題のバージョンから送信されたデータは、いかなる用途にも使用いたしません」と明記されている)
Mac 版の変更点
- まれに英数モードに戻ってしまうという問題を解決
- 候補ウィンドウをクリックしても選択されないというバグを修正
- 文字入力中に英数キーなどで一時的に英数モードに移行する際も、タスクバーのモードアイコンが切り替わるようになった
オープンソース 版の変更点
- 特定の状況で変換エンジンが起動できなくなる問題を修正
また、既知の問題として次の2項目があることが挙げられている。
- Shiftキーを押しながら半角英数モードで入力したあと、IMEを無効化、有効化を行った場合、半角英数モードが残る問題がある(Windows版のみ)
- メニューから半角カタカナ入力を選択しても半角カタカナにならない問題がある(Mac版のみ)
なお、ソフトウェアの更新は、Google 日本語入力のベータ版ユーザーに対して自動的に行われる。
Google 日本語入力のWebサイト |