共有カウントを備えたツイートボタン

米Twitterは8月12日(現地時間)、「ツイートボタン (Tweet Button)」サービスの提供を開始した。現在ツイートの4分の1近くにリンクが含まれており、同ボタンはWebコンテンツからの手軽な短縮URLリンク付きツイートの作成をサポートする。同社はまた、RetweetボタンやFollowボタンの市場を開拓したTweetMemeとの提携を明らかにした。

ツイートボタンを備えたWebページで同ボタンを押すと短縮URLリンクを含むツイートの作成画面が現れる。Twitterアカウントにログインしている状態ならば、メッセージを追加して再度ツイートボタンを押すだけでポスト完了だ。

ツイートボタン・サービスでは、ツイート後にフォローのおすすめが表示される。おすすめアカウントはユーザーが訪れたWebサイトを基に提案されるほか、共有したコンテンツのプロバイダによるおすすめ、またはその媒体組織や記者・ライターなどのアカウントが含まれる可能性があるという。

一方Webサイトオーナーやブロガーなどコンテンツプロバイダ側は、数行のコードを追加するだけでツイートボタン機能をサポートできる。Twitter活用術のツイートボタンのページにおいて、わずか3ステップでツイートボタンやフォローおすすめをカスタマイズしたコードを取得可能。

Twitterの公式ツイートボタンの登場で、TweetMemeはコンテンツ共有サポート分野で本家と競争する形になるが、提携を通じて同社はボタンに関連する取り組みでTwitterを技術的にサポートするという。また「Twitter Firehose」を通じたツイートのリアルタイムデータのモニタリングと分析、フィルタリングなどの今後の展開に関してTwitterと協力していく。TweetMemeからの複数の製品リリースも約束しており、その第一弾として同日に「DataSift」を発表した。毎日数百万規模で送られるツイートから、開発者向けにカスタマイズしたツイートのストリームデータを生成する。アラート、分析、リアルタイムAPIで構成されており、例えば特定のメジャーリーグチームに関するツイート、ジオロケーションで絞り込んだエッフェル塔周辺の写真に関するツイート、またはある映画を好意的にレビューしたツイートなど、様々な条件でリアルタイムストリームを仕立て上げる。