雑誌『+DESIGNING』、雑誌『Web Designing』、『マイコミジャーナル』の3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。第47回は、広告の世界で活躍する古屋貴広が登場。

古屋貴広プロフィール

1981年生まれ。宮城県出身。2004年多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、good design company入社。5年間勤務ののち、2009年よりフリーランス。オフィシャルWebサイトはこちら。

Q&A

――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?

古屋貴広(以下、古屋)「高校2年の進路希望調査です。。進学か就職か、大学はどこを志望するか、という書類ですね。。それを提出しなければならず、真面目にどうするか考えた結果、美術大学に進学することに決めました」

――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。

古屋「『チェルフィッチュ 公演「わたしたちは無傷な別人であるのか? 」チラシ』です。クライアントであるプリコグの中村さんとは、以前勤めていた事務所で一度お仕事をさせていただいたことがありました。その後、長いことご無沙汰してしまったのですが僕がフリーになってから、その報告がてら連絡を差し上げたら、たまたま中村さんもデザイナーを探していて。タイミングよく。この仕事が進行している間には、ほかにも僕にとって『タイミングがいい! 』と感じる場面があり、"チェルフィッチュ前"、"チェルフィッチュ後"といえるようなポイントとなるものでした。…それと、単純に『もっとやらなきゃいかん! 』と思いました、このあとに」

Iチェルフィッチュ公演「わたしたちは無傷な別人であるのか? 」

――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?

古屋「やめようと思ったことはまだありません。。逃げ道は作らないということで」

――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?

古屋「アートディレクターの地位向上でしょうか。。地位、といいますか、まだまだ仕事の条件が悪かったり、そもそも何をする職業か認知されにくい現状を変えていけるといいと思います。これは仕事ではなく、目標ですが仕事で結果を出していくことが目標達成の方法のひとつだと思いますので。まずはそこから」

――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。

古屋「万年筆、携帯電話2台、手ぬぐい」

古屋氏愛用の愛用の万年筆、携帯電話、手ぬぐい

――尊敬している人を教えてください。

古屋「先輩、ですかね、人生の」

――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。

古屋「いつでも、どこでも。です」



――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?

古屋「…ないですかね。。。仕事のことは常に頭にあります。きっかけがあればそこから、こうしたらどうか、ああしたらどうか、と始まります」

――理想的なオフの過ごし方は?

古屋「朝起きて、ご飯食べて、部活して、仕事して、寝る」

――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。

古屋「ハマっているわけではないですが、最近遅ればせながらTwitterを始めまして。。それはおもしろいです」

――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?

古屋「お酒は飲みます。といっても、家では飲まないのでだれかと会ったときくらいです。週1、2回でしょうか」

――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?

古屋「同世代の何人かとちょくちょくいきますが、みんな活躍してますので、焦ります」

作品紹介

左:LAFORET MEETS
CL:ラフォーレ原宿 / AD+D:古屋貴広
右:仙台短編映画祭 ポスター
CL:仙台短編映画祭実行委員会 / AD+D:古屋貴広