セールスフォース・ドットコムは8月10日、倉本聰氏が率いる演劇集団「富良野GROUP」が、公演チケットの販売管理を目的として「Salesforce CRM」を導入したと発表した。

富良野GROUPでは、これまでチケット販売や会場運営を地元のボランティアや劇団員が行っていたとのことだが、販売経路などによっていくつもの種類に分かれるチケットの管理が、紙やExcel、テキストファイルなどによってバラバラに行われていたという。

同団体はこのような運営スタイルの効率化を図るためにシステムの導入を検討。2010年夏公演「歸国(きこく)」のチケット販売を控えた今年4月下旬に導入を決定し、カスタマイズ作業を経て約1週間で稼働を開始したとされる。

今回のシステム導入について富良野GROUP定期公演実行委員会 実行委員長 横市英夫氏は「FileMakerを使った経験はあったので、Salesforce CRMのカスタマイズは極めて容易。iPadなどからも使える便利さも魅力」とし、「富良野演劇工場での公演数の増加につなげていきたい」というコメントを発表している。

「富良野GROUP」のWebサイト