米シマンテックは8月9日、5月に発表したベリサインのセキュリティ関連事業の買収手続きが完了したことを公表した。
今回買収の対象とされたベリサインの事業は、SSLやコードサイニング証明書サービス、マネージドPKI(公開鍵基盤)サービス、VeriSign Trust Seal、ベリサイン・トラスト・サービス、ベリサイン・アイデンティティ・プロテクション(VIP)認証サービス、VIP詐欺検出サービス(FDS)を含む個人認証、ならびに電子証明事業とされている。
買収対象となった事業は、米シマンテックのエンタープライズ セキュリティ グループに統合される予定。
今後シマンテックは、ベリサインのSSL証明書サービスを「Symantec Critical System Protection」と組み合わせて販売。PKI認証ソリューションは、「Symantec Protection Center」との連携によって、企業セキュリティの統合管理ソリューションとして提供される。
またシマンテックは、「Symantec Data Loss Prevention」などをベリサインの認証セキュリティサービスとあわせて機能拡張を図るほか、ベリサイン・アイデンティティ・プロテクション認証サービスを、ノートンなどのデスクトップクライアント向け製品と組み合わせて提供することになる。