NECは8月6日、米オレゴン州の電力事業者 Portland General Electric社(以下、PGE)と共同で、EV(電気自動車)用急速充電器の実証実験を開始したことを発表した。

NECによると、この実証実験は北米初の公共サービス向け設備とされており、NECとPGEのほかに、オレゴン州政府や自動車メーカーが参加する予定となっている。

今回の実証実験で使用されるEV用急速充電器は、高砂製作所が開発製造した大容量(50kW)タイプのもので、「20～30分程度で車載バッテリーの80%の容量を満たす充電が可能」となっている。

NECはこの急速充電器をポートランドにあるPGE本社に設置。操作性などに関する検証をPGEが行う。

オレゴン州の公式サイトの情報によると、「PGEはオレゴン州政府と共に日産・三菱両自動車メーカーらとEV普及に向けた協力関係にある」とされており、現在は州内に36台のEV用急速充電器(PGE社以外のものも含む)が設置されているという。

オレゴン州におけるEV事情は「オレゴン州公式日本語ガイド」で確認できる