大日本印刷は、製造拠点のひとつであるDNP蕨工場が、格付け会社アイ・エス・レーティングより情報セキュリティ格付け最高ランクの「AAAis」の評価を取得したと発表した。印刷業界では初の取得となる。
DNP蕨工場は、企業や団体などからデータ提供された個人情報を個別に印字し、郵便の携帯にして発送する業務を行っており、情報セキュリティに対する取り組みは事業部に設置しているセキュリティ委員会を中心とした管理体制を構築。
高セキュリティ区画への入退管理では、警備員による監視、動線を意識した多数の監視カメラの設置、ICカード認証や共連れ防止設備など、発見的・抑止的・防止的効果が高い管理策が施されている。
今回、同工場が取得した情報セキュリティ格付けは、企業や組織が取り扱う技術情報、営業機密、個人情報について、主として漏えい事故などが起きないかどうか、そのセキュリティのレベルを示す指標となっており、AAAisを最高とする17段階の符号で評価を表すもの。
なお、これまでにAAAisを取得した企業はDNPを含めて3社4拠点しかなく、印刷業界では初の取得となった。