インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」は8月3日、15~22歳のいわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる男女を対象に実施した、アンケートとインタビューによる就業意識調査の結果を発表した。

まず、仕事に対する考え方について聞いたところ、「仕事を通して、お金以外のものも得られると思う」(74.0%)が最も多く、これに「将来に不安を感じる」(56.8%)、「ひとつの仕事を長く続けたい」(55.5%)が続き、ゆとり世代の仕事に対する前向きな姿勢が明らかになった。

同調査では、ゆとり世代の働き方を、「自分の意見に忠実⇔周りの意見に従順」「成長を好む実行派⇔安定を好む現状維持派」の2軸をもとに大きく4つのタイプに分類している。

ゆとり世代の仕事観別4つのタイプ

具体的には、自分の意見に忠実かつ、成長を好む実行派「自己中ハリキリスト」、自分の意見に忠実かつ、安定を好む現状維持派「慎重ためらイスト」、周りの意見に従順かつ、成長を好む実行派「こつこつ指示マチスト」、周りの意見に従順かつ、安定を好む現状維持派「流され甘んジスト」に分けられている。

同調査では、「自己中ハリキリスト」は自己中心的な姿勢や理解で仕事に臨みがちだが、成長意欲が高いため、意見を聞いたうえでしっかり説明することで行動が変わる可能性があり、一方「こつこつ指示マチスト」も真面目に仕事を行う面があるため、先輩がしっかりと指示して徐々に本人に工夫を促すことで、素直に吸収し成長していくとコメントしている。