TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2010年7月のTIOBE Programming Community Indexが公開された。TIOBE Programming Community Indexは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2010年7月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 年間推移 備考
1 Java 17.994 1.53↓ 2ヶ月連続1位だが、長期に渡り下落傾向
2 C 17.866 0.65↑ 2ヶ月連続2位だが、成長継続
3 C++ 9.658 0.84↓
4 PHP 9.180 0.21↓
5 (Visual)Basic 5.413 3.07↓
6 C# 4.986 0.54↑
7 Python 4.223 0.27↓
8 Perl 3.427 0.60↓
9 Objective-C 3.150 2.54↑ 力強い成長を継続
10 Delphi 2.428 0.09↑
11 JavaScript 2.401 0.41↓
12 Ruby 1.979 0.51↓
13 PL/SQL 0.757 0.23↓

TIOBE Programming Community Index for August 2010より抜粋

2010年7月のTIOBE Programming Community Indexにおける主な注目点は次のとおり。

  • オブジェクト指向言語であるSmalltalkがTIOBEトップ50からはずれた。
  • Javaが2ヶ月連続で1位。しかしJavaは長期に渡って下落傾向にあり、ここ2年間ほど上昇傾向にあるC言語と比べると今後も1位をキープできるかは不透明。
  • Objective-Cの人気上昇はiPhoneやiPadアプリケーションの開発言語であることが一因になっているとみられる。

TIOBE Programming Community Index for August 2010では、数ヶ月前にもオブジェクト指向言語であるEiffelがトップ50落ちしたことを受け、プログラミング言語のトレンドが、オブジェクト指向言語および関数型言語風機能を備えた手続き型言語といった複数の方法論へ変化しつつあることの現れではないかと指摘している。

Javaの長期に渡る下落と比べて、C言語、C++、Objective-CなどのC言語系プログラミング言語の関心が高く、特にObjective-Cが力強い成長を続けている。