NVIDIAは、GPUコンピューティングにおける現役高校生のプログラミング能力の育成を目的としたプログラミング講座「NVIDIA CUDA サマーキャンプ 2010」を2010年8月30日に開催することを発表した。
講師にはスーパーコンピュータ「TSUBAME」を活用しGPUコンピューティングによる大規模並列計算などを行っている東京工業大学学術国際情報センターの青木尊之教授や、YDL for CUDA、EclipseプラグインやOpenCL本の翻訳などさまざまなGPU関連の開発に携わっているフィックスターズのエンジニアである田川慧氏が予定されている。
講義では、GPUアーキテクチャの説明および、CUDAの紹介、インストール方法、基本となるプログラミング方法に至るまで、1から分かりやすく解説していく。
すてにNVIDIAの専用サイトにて、受講者の募集を開始しており、定員である50名に達し次第、募集は締め切られる予定。参加費用は無料ながら参加者に求められる前提の知識としては以下のうち2つ以上当てはまることが望ましいとなっている。
- CPUとGPUの役割や処理能力の違いにとても興味を持っている
- for文などの制御構造を活用したプログラムが書ける
- ポインタ変数やアドレス演算について理解している
- 行列計算のプログラムがわかる(1から書けなくとも、サンプルコードを見て理解できる)
- Visual C++ 2008/2010 Express Editionでの開発経験がある
なお、参加特典として参加者全員に「はじめてのCUDAプログラミング(青木尊之教授、額田彰氏共著)」がプレゼントされる他、エルザジャパンよりNVIDIA GeForce GTX 460のグラフィックスカード「ELSA GLADIAC GTX 460 1GM」が3台、日本エイサーよりLEDバックライト式薄型LCD「S243Hlbmii」が2台提供され、参加者による抽選会も実施される予定だ。